DECCA/LONDON
 DECCA/LONDONで知られるこのレーベルも今はポリグラム系列(現ユニヴァーサル)になってしまい一時期の元気は無くなりましたが一世を風靡した「ffrr」サウンドは健在で小生の最も愛聴するレーベルだ。「DECCA」とはギリシャ語のダーカ(10)に由来するとのことだが、前身はちっぽけな蓄音機メーカーでその製品が当時の蓄音機の10倍も大きな音がしたからだそうな。DECCAといえば廉価盤の元祖らしいが、売れないクラシックは独ポリドールのカタログで穴を埋めていた時がある。その後、前述の「Full Frequency Range Recording」サウンド(全可聴周波数録音)を開発しハイ・ファイ録音のデッカとして華麗な変身をして大躍進をした。時既にLP時代でいち早く全面的にLPに乗り換え1954年から始めたステレオ録音とともに怒濤の攻勢をかけ一躍大レーベルにのし上がった。包含するレーベルも多彩でマリナーが活躍した「argo」や古学の「オワゾリール」、廉価盤のDECCAを象徴する「エクリプス」などが代表だ。LONDONはDECCAの商標登録をしていた米DECCAの関係で日本やアメリカでの発売で使ったレーベルであった。そして、レコード時代はプレスはほとんど英DECCAが担当したのだが微妙にDECCA盤とLONDON盤は盤質に違いが合った。また、廉価盤の充実のために英国ではTURNABOUTレーベルをDECCAがプレスして販売していたので英国盤はすこぶる品質が良かったことはあまり知られていない。
作曲者 作品 指揮者 演奏者 録音日 レコード番号
1
ドヴォルザーク
ブラームス
交響曲第8番ト長調 Op.88
交響曲第3番ヘ長調Op.90
ヘルベルト・フォン・カラヤン ウィーンPO 1961
1960
417744
2
ベルリオーズ 幻想交響曲 OP.14a エルネスト・アンセルメ スイス・ロマンドO 1967/09 433713
3
リムスキー・コルサコフ
ピェール・モントゥー
エルネスト・アンセルメ
エルネスト・アンセルメ
ロンドン交響楽団
スイス・ロマンドO
スイス・ロマンドO
1966
1959
1960
421400
4
ショスタコーヴィチ 交響曲第5番Op.47「革命」
交響曲第9番Op.70
ベルナルト・ハイティンク アムステルダム・コンセルトヘボウO
ロンドンP.O
1981/05
1979/01
F00L-23077
5
ムソルグスキー スビン・メータ ロスアンジェルスP.O
ウラディーミル・アシュケナージ
1967/04
1967/06
F28L-28030
6
ハイドン アンタル・ドラティ フィルハーモニア・フンガリカ 1973 421627
7
ヴェルディ カルロ・フランチ ローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団、合唱団 1964 F28L-28026
8
J.S.バッハ カール・ミュンヒンガー シュトットガルト室内管弦楽団 1976/01 430266

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